第01-06巻
⇒Uploadable ⇒DataFile ⇒FastStore – 523.2MB
第07-12巻
⇒Uploadable ⇒DataFile ⇒FastStore – 621.2MB
第13-15巻
⇒Uploadable ⇒DataFile ⇒FastStore – 298.0MB
江戸時代の様々な階級の人間の視点から重層的に紡ぎ上げられた物語。
名脇役が数多く登場する壮大なスケールのこの物語は、1964年の連載開始から40年以上経過しながら未だ完結しておらず、白土自身も漫画家生活の大半をこの作品に費やしていることから、白土のライフワークとも言われる。
「カムイ」とは主人公である忍者、およびサブストーリーとして語られる狼の名前である。
主にカムイ(非人)、正助(農民)、竜之進(武士)という三者三様の若者を中心に物語は展開されてゆくが、非人のカムイは物語の進展にともない傍観者的になり、農民の正助が物語の中心になっていく。
旧来の漫画にはみられない様々な群像が入り乱れる骨太のストーリーが高く評価され、時代小説に比しても遜色ない漫画路線の礎を築いたとされる。
それは「ヴィジュアルは映画を凌ぎ、ストーリーは小説を越えた」というかつてのキャッチコピーにもみて取れる。